人気作品も掲載している雑誌

PUSH!!

アダルトゲーム雑誌としては最後に紹介するのは、こちらは販売員として売っていた当時から考えると時にはヘビーユーザーでも納得して購入していくことになる雑誌でもある『PUSH!!』について話をしていきましょう。こちらの雑誌を出版している会社も主に成人向けの書籍を中心に発行しているマックスであり、こちらはWindows100%などを発行している普遊舎の連結子会社として現在発行されているのです。現在のアダルトゲーム雑誌としての枠の中では先に紹介した三つの雑誌と並んで忘れてはいけないものだと個人的には考えています。ではそんなPUSH!!について少し半紙をしていくことにしましょう。

PUSH!!の歴史

PUSH!!が雑誌の始まりを切ったのは1993年のことです、当時はまだ『ファンタジェンヌ』という雑誌名で登場していましたが、先ほど紹介したパソコンパラダイスやBugBugといった雑誌とは少し系統の違った内容路線で刊行を続けていました。成人用パソコンゲームというものは攻略するということを目的にしているのは当然ですが、大半のユーザーはその攻略した先にある生き物としての最終地点を目的にしてプレイしているため、ほとんどが一刻も早くそんなシーンを見たいとしてプレイしているため攻略するためにはどの選択肢が正しいのかという情報を求めているのです。実際にプレイしたユーザーがネット上で公開すると、ユーザーがそこに足重に通うことで攻略するスピードを一気に簡略化するという手法をとるというのが、成人向けパソコンゲームの一つのやり方となっています。もちろんこのやり方に対して難色を示しているユーザーもいて、いち早くそういった情報を見ないで攻略する人もいるのでプレイするやり方は様々です。

ファンタジェンヌ当初はゲーム紹介記事だけではなく、攻略情報といったものやゲームを製作している会社に訪問するといった記事も掲載するなど、単純に雑誌としての質も非常に高いものとして仕上がっていました。当時はまたコスプレ関係の記事も10ページも特集しているといった力の入れ具合も行っていたり、さらにフィギュア関係の記事も掲載するなどアダルトゲーム雑誌としては異色過ぎる内容として評価を得ていました。ありとあらゆるオールマイティな内容を掲載していたということも入れても総合的な内容として考えた場合には、成人しているオタクな男性諸君を満足させる内容だったことでしょう。

発行元については現在ではマックスとなっていますが、もともとは大洋図書というこちらもまた老舗の出版社が発行していた雑誌だったのですが、その後普遊舎が大洋図書から独立をしたことで普遊舎へと発行元が移行するようになったのです。この頃には創刊当初は隔月号として販売されていた雑誌が月刊誌へと切り替わったということを考えると、やはり当時から中々好調な売上を記録していたこともあって、独立して中心商品として展開していたことが伺えます。その後しばらくは普遊舎から発行されるようになります。

現在の雑誌名になるまで

以前までの誌名はファンタジェンヌでしたが、PUSH!!に変更することになったきっかけは雑誌の移り変わりでした。その頃には成年雑誌の傾向がビジュアル面を推したものが中心的になったことで、その姿勢に促される形で雑誌もリニューアルを図ることになり、新たなイラストレーターを起用するなどのてこ入れを行うことになりましたが、その後2000年4月号から9ヶ月間の休刊が行われ、復活後は現在の誌名へと正式に変更されて現在のスタイルへとリニューアルされることになります。その後雑誌の発行元も2007年3月には普遊舎からマックスへと発行が変更することになりました。どうして荒波になりやすい業界ということもあって波乱万丈な雑誌人生を歩んでいるのがよく分かりますが、時代が変わっても現在でも愛されるアダルトゲーム雑誌であることには変わりはなく、またパソコン雑誌としては現在も刊行され続けている貴重な雑誌の一つとして存続していることを考えれば忘れてはいけないものだと言うことになります。

ちなみにPUSH!!のロゴマークに関しては、『!!』の部分がマイナーチェンジを行っているという趣向を凝らした変化が取り入れられていましたが、その後普遊舎からマックスへと発行元が完全に移行する際には現在の者へと完全変更されることになりました。なお、巻号についてはファンタジェンヌから継承していることもあって誌面こそ変更されていますが、内容としては当時から大幅な変化を伴うことなく継続しているということも加えて往年のファンにとってはやはりパソコンパラダイスやBugBugなどと同じように歴史を刻んでいる雑誌ということでしょう。アダルトゲーム雑誌の中にも廃刊に追い込まれているものが存在しているので、業界として考えた際にはこちらのPUSH!!にしても休刊に追い込まれた場合には業界に与える影響はかなりものかもしれません。そう考えると今後も頑張って継続して刊行し続けてほしいというのは一人のユーザーとして願いであるところであります。